The First International MelloFest 2008 proved to be the unique experience it had promised!

 

第一回インターナショナル・メロフェスト2008は期待どおりユニークなものでした。結局のところ、二台のメロトロン400シリーズがステージに置かれ、偉大なキーボード・プレーヤーが(他のミュージシャンとともに)集まるというのはなかなか見られるものではありません。その日のイベントではディスカッションとライブのメロトロン・ミュージック、それにニック・オード [Nick Awde] の新しい本「メロトロン:ロックに革命をおこしたマシンとミュージシャン達」の公式発表が行われました。

 

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メロフェストのレポートはスクロール・ダウンして。写真とインタビューはここをクリック。

 

Talking about their music and in some cases also playing it were (click on names for INTERVIEWS):

David Cross (King Crimson)

Nick Magnus (Steve Hackett Band)

Martin Orford (IQ)

Jakko Jakszyk (21st Century Schizoid Band/Tangent)

Dave Cousins (Strawbs) & Robert Kirby (Strawbs)

Robert Webb (England)

Tony Clarke (Moody Blues)

 

ミュージックを語り、場合によっては演奏したのは(インタビューは名前をクリック):

デービッド・クロス [David Cross](キング・クリムゾン)

ニック・マグナス [Nick Magnus](スティーブ・ハッケット・バンド)

マーティン・オルフォード [Martin Orford]IQ

ヤッコ・ヤクスキー [Jakko Jakszyk](21スト・センチュリー・シュイゾイド・バンド、タンジェント)

デーブ・カズン [Dave Cousins](ストローブズ)とロバート・キルビー [Robert Kirby](ストローブズ)

ロバート・ウェッブ [Robert Webb](イングランド)

トニー・クラーク [Tony Clarke](ムーディ・ブルース)

 

そしてこのイベントの開催に協力してくれたアンディ・トンプソン [Andy Thompson]、リサ・ロイヤル [Lisa Royal]、ギァーリー・ナイト [Gary Knight]、ノックス [Knox]、フィオナ [Fiona]、ゴールティール・ガロー [Gaulthier Gareau]、フレッド [Fred] に多大な感謝を捧げます。

 

イベントは20081116日(日)18時から夜遅くまでロンドンのケンティッシュ・タウン、「フィドラーのエルボー」で開催されました。

 

Round-Up of the First International MelloFest! November 16, The Fiddler's Elbow, Kentish Town, London, UK

 

1116日ロンドン、ケンティッシュ・タウン、「フィドラーのエルボー」での第一回インターナショナル・メロフェスト2008のラウンド・アップ

 

第一回インターナショナル・メロフェストは雨が降り風の強い11月の晩にすばらしく行われました。入場料なしのイベントで、ライブ・ミュージックあり、本の発表あり、そしてアナログ・キーボード・フェスティバルでは特別招待のゲストがそれぞれに語り、曲を演奏し、ステージに置かれたメロトロン400シリーズを弾いていました。マジカルなミュージックの祭典のなかでメロトロンは、「アンプラグド」なロックの完璧な伴奏となることが判明しました。

 

今回発表された本「メロトロン:ロックに革命をおこしたマシンとミュージシャン達」の著者のニック・オード [Nick Awde] はその晩のゲストを紹介しインタビューました。すべてのゲストは本のなかでもインタビューされていますが、それぞれポピュラー・ミュージックに革命的な貢献をしています。

 

まずはじめはバイオリニストのデービッド・クロス [David Cross] が、ギターリストのロバート・フリップ [Robert Fripp] と出会い、どのようにしてクラシックな1972-74年のキング・クリムゾンのライン・アップを作り上げていったかを、語りました。デービッドが「キング・クリムゾンはコンサート直前のステージで一台のバイオリンと二台のメロトロンのチューン・アップをするという危なっかしいことをしながら、いつもどうにか即興演奏をやり遂げるんだ」と言うと、聴衆からは苦笑いがもれていました。

 

次はキーボーディストのニック・マグナス [Nick Magnus] で、後から考えてみると、メロトロンのテープの持つ不確かな凝縮感の効果と興奮の醒めていくような感覚がたいへんおかしかったと語りました。さらに、パンクが周囲で爆発的な広がりを見せている中で、プログレシッブ・ロックのキャリアをはじめるというのは奇妙な体験だったと話しました。幸運にも、これらは彼が前のジェネシスのギターリストのスティーブ・ハッケット [Steve Hackett] と長く実りのあるパートナーシップを組む妨げにはなりませんでした。ニックはさらに、ミュージック・ビジネスの驚くべき内情、特に1980年代のミュージシャンとレコード会社の関係の崩壊、今日のバンドが引き継いでいるライブ演奏ツアーの費用の問題も語りました。

 

IQで長期間キーボーディストとして頑強な活躍を見せているマーティン・オルフォード [Martin Orford] もまた、1980年代にIQのようなネオ・プログレシッブ・ロッカーが、ポスト・パンクやブリティッシュ・ヘビー・メタルの活躍を抑えるため、速くて激しい曲を演奏しなければならなかったのは、魚が陸に上がったようなものだった、と振り返りました。そして彼は、IQのアルバム「テールズ・フロム・ザ・ラッシュ・アティック」の中のクラシックなトラック「ザ・ラスト・ヒューマン・ゲートウェイ」の抜粋を歌いました。彼は、メロトロンが好きでなく長い時間苦しめられてきた聴衆がもう奇妙なアナログ・メロトロンなど聞きたくないと思っているのを察して、フェンダー・ローズ・ピアノを持ち込み伴奏に使いました。

 

ストローブズのシンガー・ギターリストのデーブ・カズン [Dave Cousins] とアレンジャーのロバート・キルビー [Robert Kirby] はその夜一緒にダブル出演しました。重たい二段鍵盤のメロトロンの運送は難しくローディは不平をいいながらいつもアメリカ横断の半分の距離ぐらい遅れていたこと、キルビーのアレンジの才能が買われニック・ダーク [Nick Drake] と組んでいたのがストローブズに移ったこと、そしてジョン・ホーケン [John Hawken] が去ったあとキーボーディストとなったことなどを交互に話しました。その後ストローブズのクラッシク「ニュー・ワールド」と「グレース・ダーリング」のパワフルな演奏を披露しました。(しかしきまぐれなブリッティッシュ・レールのおかげで、デーブは会場のケンティッシュ・タウンに着くのに3時間もかかったうえ、さらにトラックがドーバー近くの橋に衝突したため、帰りは長い時間がかかるバスの代替輸送になりはやく帰らなければならなくなったので、「ヒーロー・アンド・ヒロイン」など他の曲の演奏はできませんでした。)聴衆はデーブの歌声に圧倒されただけでなく、ロバートが、多分30年間もメロトロンには触っていなかったにもかかわらず、曲の間に一つのメロトロンからもう一つのメロトロンにすばやく移っていくのに深い感銘を受けました。

 

たぐいまれなギターリスト、ヤッコ・ヤクスキー [Jakko Jakszyk] は演奏を行うつもりでしたが、直前にサックスフォーニストのメル・コリンズ [Mel Collins] とキーボーディストのリンドン・コンナー [Lyndon Connah] と話し合った結果、キング・クリムゾンの叙事詩的な「アイランド」は予定していたような簡潔にしたバージョンでは多くのものが失われてしまうとの結論に達しました。このやや見落とされがちな、しかし巨大で美しいクラッシクを聞く機会は次回のメロフェストに持ち越されることとなりました。その代わりヤッコは、彼がはじめてメロトロンと出会ったときのこと、声を多重録音してメロトロンに使ったこと、さらにレベル42でツアーに出たときの生活、21スト・センチュリー・シュイゾイド・バンドでのイアン・マクドナルド [Ian McDonald] やメルとの仕事などの話で聴衆を楽しませました。

 

キーボーディスト、ロバート・ウェッブ [Robert Webb] はトロンをのこぎりで半分に切った多分世界中でただ一人の人ですが、その冒涜行為を聴衆に語りました。さらに、どうやって彼がイングランドを結成したか、どうしてギターからキーボードに移ったか(イングランドの後彼はハープシコードを学んでいた)を語り、最後にメロトロンとミニモーグでアルバム「ゴールデン・シェッド」からイングランドのクラッシク・トラック「ポイズンド・ユース」を演奏しました。

 

その夜の最後は伝説的なムーディ・ブルースのプロデューサー、トニー・クラーク [Tony Clarke] がミュージック・ビジネスのすべてについて雑談風に語り、エベントのクライマックスとなりました(これは簡単なことではありません)。六人目のムーディ・ブルーとして知られるトニーは、若きロック・ベーシストとしてビートルズと同じサーキットで演奏していたこと、記念碑的なムーディ・ブルースのデッカでのレコーディング「ナイト・イン・ホワイト・サティン」、映画「スーパーガール」のサウンド効果の録音が楽しかったこと、などを聴衆に語りました。いまだ音楽に大きな愛を抱いている彼は第一回インターナショナル・メロフェストにインスピレーショナルなエンディングをもたらせました。

 

二台のメロトロン400シリーズはプラネット・メロトロンのアンディ・トンプソン [Andy Thompson] とギァーリー・ナイト [Gary Knight] の提供によるものです。アンディはまたミニモーグとフェンダー・ローズも提供してくれました。サウンド・エンジニアのゴールティール・ガロー [Gaulthier Gareau] がこれらの楽器と演奏のすべてに気を配ってくれました。フィドラー・プロモーションズのダン [Dan] はミュージシャン達を信じこのエベントの開催を可能にしてくれました。深い感謝を捧げます。

 

この夜のイベントは次に来るより偉大なものの予告に過ぎません。次のインターナショナル・メロフェストは2009年のはじめに開催されます。そこではより多くのメロトロンをフィーチャーしメロトロンにインスパイヤーされたミュージックの入ったプログラムが準備されています。されにメロチャットやメロトロンの仕組みを解説するセッション、メロトロンを持ちメンテナンスをしながら演奏する人たちのセッションなどがあります。詳しくは、Eメール: mellotron@deserthearts.com または、電話 ニック 07961-154590

 

写真とインタビュー記事は www.mellofest.com